コラム COLUMN
病気の予防に!去勢・避妊手術は6カ月~1歳の早期がおすすめ
こんにちは。
京都市北区北大路の「みそのばし動物病院」です。
わんちゃん、ねこちゃんの去勢・避妊手術は、生後6カ月~1歳までの早い時期がおすすめです。
「うちのこの小さな体にメスをいれるのはかわいそう」と手術を迷われる飼い主様も多いようです。
今回は、早めの去勢・避妊手術をおすすめする理由についてお話しします。
去勢・避妊手術をしないまま成長したわんちゃんやねこちゃんは、性ホルモンに関連する病気の発症率が高いことがわかっています。
性ホルモン系の病気には、雄の前立腺肥大や会陰ヘルニア、雌の乳腺腫瘍や子宮蓄膿症、卵巣がんなどがあげられます。
特に、避妊手術をしていない雌のわんちゃんの乳腺腫瘍は、良性と悪性を合わせてもっとも発症率が高い腫瘍です。
雌のねこちゃんの場合は、発症した乳腺腫瘍の実に8割が悪性腫瘍だそうです。
去勢・避妊手術で、乳腺腫瘍を含めた性ホルモン系の病気を予防しましょう。
わんちゃんやねこちゃんは、生後6カ月~1歳までのあいだに成熟期を迎えます。
つまり、私たち人間とは異なり、1歳までに生殖能力をもつようになるのです。
たとえば、雄のわんちゃんの場合は、マーキングやマウンティングが始まる時期と言えるでしょう。
成熟期を迎える前の去勢・避妊手術によって、将来的に発症する可能性がある性ホルモン系の病気を予防することができます。
特に、雌の避妊手術は、最初の発情期が来る前に行うことで、乳腺腫瘍などの重篤な病気の発症リスクが抑えられるのです。
さらに、早い時期の手術は術後の快復も早いうえ、性ストレスの軽減も期待できます。
去勢・避妊手術は、小さな体に全身麻酔を施す手術のため、不安に思われる飼い主様も多いのではないでしょうか。
みそのばし動物病院では、去勢・避妊手術の際の健康チェックはもちろん、専門医による事前の検査を徹底して行っています。
去勢・避妊手術に関する不安や疑問には、飼い主様に寄り添いながら解決していきます。
たとえ1歳をすぎていても、去勢・避妊手術は可能ですので、いつでもご相談ください。
大切なわんちゃん、ねこちゃんの健やかな成長を一緒に見守っていきましょう。
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